COSMO

サステナブル経営の推進体制

コスモエネルギーグループでは、コスモエネルギーグループ理念及び企業行動指針を実践し職務を適正かつ効率的に執行するため、「内部統制システムに関する基本方針」に基づき、当社及びグループ各社の取締役及び社員の職務執行の体制、これを支えるためのリスクマネジメント及び内部監査の体制、監査等委員会による監査が実効的に行われることを確保するための体制を整備・運用しています。当社グループがサステナブル経営を本格始動した2021年度に、内部統制を統括する組織として社長執行役員を議長とするサステナビリティ戦略会議を設置し、サステナブル経営の基盤整備を行ってきました。この組織における議論を通じてサステナブル経営が浸透してきたこと、さらに財務・非財務の一体化に向け取り組みが進んできたことから、2025年度よりガバナンス体制を見直し、意思決定機関を経営執行会議に統一します。この見直しに伴い、2025年度よりサステナビリティ戦略会議を廃止し、サステナビリティ戦略委員会を新設しました。

 

サステナビリティ戦略委員会は、当社の執行役員・経営企画部長をはじめ、中核事業会社のサステナビリティ担当役員、常勤監査等委員で構成されます。当戦略委員会において、第7次連結中期経営計画におけるマテリアリティの活動の実績・評価を行い、重要なものを取締役会に報告しています。また、サステナビリティ戦略委員会の実務機関として、サステナビリティ推進部長を事務局長とするサステナビリティコミッティを必要に応じて開催しています。

 

2024年度はサステナビリティ戦略会議(※)を計6回開催し、19件の議題を討議、そのうち取締役会へ9件を審議、付議・報告しました。サステナビリティ戦略委員会にて討議された事項は、必要に応じてサステナビリティ連絡会を通じ、グループ各社へ共有しています。加えて、取締役および執行役員が、サステナブル経営を推進していくにあたり、2022年度よりESG目標への取り組みに対する評価も役員報酬に反映しています。

また、中核事業会社(コスモ石油㈱、コスモ石油マーケティング㈱、コスモエネルギー開発㈱)及び準中核事業会社(丸善石油化学㈱)に、それぞれの機能に応じた委員会を設置し、当社のサステナビリティ戦略委員会と連携をとることによりグループ会社全体の統制を図っています。

 

※2025年度より廃止し、サステナビリティ戦略委員会を新設

サステナビリティ推進のガバナンス体制図

2023年度開催 サステナビリティ戦略会議での主な討議テーマ

2024年4月9日第18回 
  • 気候変動関連の財務情報開示(TCFD)
  • ERM(リスクマネジメント体制見直し・活動計画)
2024年5月28日第19回
  • 2023年度最重要マテリアリティ実績報告
  • コーポレートガバナンス・コード対応方針
  • 内部統制システム運用状況
2024年7月9日第20回
  • サステナブル調達実施報告
  • 生物多様性関連の情報開示(TNFD)
  • GX活動進捗
2024年11月21日第21回
  • 2024年度上半期最重要マテリアリティ実績報告
  • 内部統制上期活動報告
  • GX活動進捗
2025年1月9日第22回
  • ERM(トップリスク決定及びボトムアップリスク抽出)
  • GX活動進捗
2025年3月11日第23回
  • 2025年度最重要マテリアリティ目標設定
  • ERM次年度トップリスク
  • 人権デュー・ディリジェンス実施報告
  • GX活動進捗