コスモ石油では、安全操業・安定供給に向けて「OMS;Operations Management System」を2016年から導入しています。OMSは、製油所の操業基盤となる業務システムであり、3つのキーワード「リスクベース」、「やりきる」、「継続的改善」に基づき活動しています。OMS活動により不具合の防止および運転・保全レベルの強化を図っています。
OMSフレームワーク
OMSの4つのステップ
OMS活動は、「規則化・マニュアル化」、「教育・訓練」、「やりきる」、「改善洗い出し」の4つのステップによって構成されています。
各ステップを順に繰り返すことで「あるべき姿=安全操業・安定供給の確立」に近づく仕組みであり、考え方です。
この活動の実施状況を把握し、課題に対して適切に対策をとることを目的に2017年度よりOMS指標を導入しました。OMS指標は要求事項ごとに先行指標、遅行指標※を定め、各活動の実施状況を測定します。その結果を関係者全員で共有して成果を実感し、課題に対して適宜対応しています。
※先行指標は、遅行指標(不具合等の実績を示す指標)を発生させないために取り組んでいる活動の実施状況を示す指標
OMS監査による業務改善
OMS活動の実行状況を定期的に社内監査し、課題を抽出し改善につなげています。2023年度は本社、千葉製油所、四日市製油所、堺製油所でOMS監査を実施し、改善案件の発掘および、計画的に改善措置を講じております。