COSMO

健康経営の取り組み

健康経営宣言

コスモエネルギーグループは、「地球と人間と社会の調和と共生を図り、無限に広がる未来に向けて持続的発展をめざします」というグループ理念のもとに、エネルギーの安定供給を通じてお客様の豊かな生活を支えています。
私たちが品質の高い製品・サービスを安全かつ安定的に供給するためには、従業員が心身ともに健康で、能力を最大限に発揮する環境が不可欠です。当社グループは「企業行動指針」で重点項目としている「健康管理」と「安全と健康」に基づき、従業員やその家族の健康づくりを推進することが企業価値創造に繋がると考え、健康経営の推進を宣言します。

コスモエネルギーホールディングス株式会社
代表取締役社長 社長執行役員
山田 茂

当社グループは、役員および従業員の心身の健康が、当社グループの企業価値創造の源泉であり、持続的な成長基盤になると認識しています。役員および従業員が心身ともに健康でいられるよう、当社グループにおける健康経営の取り組みを健康経営方針に定めています。

健康経営がめざすもの

健康経営の推進にあたって、心身の健康増進が、活き活きと働くためのあらゆるベースであると位置づけています。この健康増進があった上で初めて、エンゲージメントや生産性の向上は実現できるものと考えています。
健康経営は「健康経営戦略マップ」に整理体系化した通り、最終的には会社の企業価値向上、個人のウェルビーイングの実現の双方につながるものであり、これらは相互循環的に実現していくものと考えています。このありたい姿の実現に向けて、引き続き健康経営を推進していきます。

健康経営戦略マップ

健康経営推進体制

健康経営の主な取り組み

  • 従業員の健康管理、各種ワークライフバランス施策の実施
  • 健康診断受診率100%、特定健康診査・特定保健指導の実施と受診促進
  • ストレスチェックの実施
  • 労働時間適正管理検討会の開催(人事部と労働組合にて月1回)
  • 本人の健康増進および周囲の受動喫煙被害を防ぐため、就業時間中禁煙の実施(禁煙支援プログラム導入)
  • 健康セミナーの実施(喫煙・飲酒・食事・睡眠・運動等のフィジカル、メンタルヘルス、がん、女性に特徴的な病気や健康課題、生活習慣病等)
  • ウォーキングイベントの実施やマラソンイベントへの参加
  • メンタルヘルス対策として24時間対応の相談窓口の設置、復職プログラム
  • 2025年度KPIの設定と達成に向けた取り組み
    例、特定保健指導実施率40%(2022年度ベース値21%からの改善)、健康生活習慣指数(*1) 61ポイント(2022年度ベース値58ポイントからの改善)

(*1)飲酒・食事・運動についてそれぞれ適切な習慣を有する割合、睡眠で休養が十分とれている割合、たばこを現在習慣的に吸っていない割合を基に算出した指数

健康経営の取り組み状況や結果

特定健康診査・特定保健指導

当社グループは他の健保組合平均との比較の結果、フィジカル面(喫煙・飲酒・食事・運動・睡眠)の生活習慣に課題があることが判明しました。具体的には当社グループは2021年度には喫煙率が30%台と高く、また他健保平均比でも、肝機能リスクや肥満リスクの保有者割合が約7%程度、相対的に高いことから、フィジカル面の健康課題の改善が重要と判明しました。

当該結果を踏まえ、フィジカル面の健康課題の改善に向けて、生活習慣の改善及び生活習慣病予防につなげるべく、特定保健指導実施率の向上に取り組んでいます。

各社での実施促進施策等により、2021年度には約21%であった特定保健指導実施率は、2022年度には約33%まで向上、2023年度は前年水準を上回る推移の見込みです。健康経営では、2025年度のKPIとして40%を設定しており、コスモエネルギーグループ健康保険組合との連携強化により、特定健康診査・特定保健指導の受診促進に引き続き努めていきます。

ストレスチェックの受検と活用

2015年12月に施行されたストレスチェック制度について、コスモエネルギーグループ2023年度、2024年度ストレスチェックの受検率は約98%であり、当社のKPIである95%以上を上回る高い受検水準を維持しています。また、ストレスチェック結果のマネジメント層へのフィードバック、部室長向けのフィードバック研修等、結果を活用した改善に向けた取り組みを推進しています。

アブセンティーズム・プレゼンティーズム・ワークエンゲージメント

ストレスチェックの際、アブセンティーズム、プレゼンティーズム、ワークエンゲージメントを独自質問の設定等により、毎年定点観測する運用としています。

アブセンティーズムは、2023年度約87%、2024年度約88%の社員が体調不良による有給休暇取得日数5日以下、プレゼンティーズムは回答者全体で2023年度および2024年度いずれも約36%となりました。また、ワークエンゲージメントは2023年度約50ポイント、2024年度約51ポイントとなりました。

相談窓口の設置

電話やWebによる健康相談窓口を常設し、専門スタッフが健康に関するあらゆる相談やセカンドオピニオンなどの対応を行っています。

2021年度からは「メンタルヘルスカウンセリング」を新規に開設し、臨床心理士の資格を有するカウンセラーのカウンセリングも対応可能とすることで、心身の健康増進につなげています。

健康セミナーの実施

喫煙・飲酒・食事・睡眠・運動等のフィジカル、メンタルヘルス、がん、女性に特徴的な病気や健康課題、生活習慣病等をテーマに、全社員およびご家族を対象とした(一部は取引先や関係会社にも門戸を開放)健康セミナーを開催しており、各回約100~200名規模の申込実績があります。また、受講者満足度も高水準をキープしており、満足度は各回5点満点中、4点以上を継続的に獲得しています。

今後も社員及びご家族をはじめ、当社関係者の方々のヘルスリテラシー向上、健康増進につながる健康セミナーを開催していきます。

ウォーキングイベントの実施やマラソンイベントへの参加

当社グループ社員を対象にしたウォーキングイベント(1ヶ月間等)の実施、マラソンイベントへの参加等を通じて、健康増進につなげています。

健康経営優良法人2024の認定

コスモエネルギーホールディングス(株)ならびにグループ企業のコスモエネルギー開発(株)、コスモ石油(株)、コスモ石油マーケティング(株)、コスモ石油ルブリカンツ(株)、コスモビジネスアソシエイツ(株)は、経済産業省が健康経営に取り組む優良な法人を顕彰する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に6年連続で認定されました。