地熱のエネルギーの活用を、次世代へ。
教材作成や出前授業を通じて、
活動の裾野を広げています。
プロジェクトパートナー:特定非営利活動法人 スパっと鳴子温泉自然エネルギー
プロジェクトの目的
地域住民による再生可能エネルギーの利活用を学ぶ小・中・高校への出前授業の普及。
背景とプロジェクト概要
地熱などの再生可能エネルギーを活用するためには、地域内での地産地消が重要となります。そのために、将来を担う子どもたちの理解を深めるため、大学などの研究機関とも協力しながら出前授業をはじめとしたさまざまな取り組みを実施。温泉熱の利用と有機廃棄物のメタン発酵を身近なエネルギーとして考える学習プログラムを提供していきます。これらの活動により、将来的にはエネルギー&エコツーリズムを商品化することで市外からの来訪客を増やし、地域活性化に貢献することをめざしています。
2023年度 プロジェクトレポート!
大学生と高校生が協働で開発した装置で、
再生可能エネルギーを学び、若い力も育てます。
地元高校の自然科学部と東北大工学部の研究生と学生が協力して、再生可能エネルギーを学ぶコンテンツを開発しています。一つは「温泉バイナリー発電」の模型装置で、水よりも沸点の低い液体を温泉で熱し、その蒸気でタービンを回して発電します。もう一つは、廃棄物などを発酵させてつくったメタンガスを使って電気や熱をつくる「小型メタン発酵システム」です。
参加した生徒たちとNPOの会員で、秋田県の地熱発電所見学会も行い、再生可能エネルギーの先進事例も学びました。開発した装置は、体験教室の実演で使えるように改良を進めていく予定です。
再生可能エネルギー体験用の装置開発 2件