12月7日、植物図鑑の作成、編集を手掛ける林将之先生をお招きし、自然体験指導者向け植物観察会を実施しました。亜熱帯の森を歩きながら、植物の生態、方言名の由来、人々の利用法などを教えていただき、時には実を食べてみたり、葉の香りをかいだりしながら、学びの多い観察会となりました。
マングローブの林は多様な生態系も育みます。
宮古島の貴重な自然を学び、次世代につなぐ活動を進めています。

プロジェクトパートナー:特定非営利活動法人 宮古島海の環境ネットワーク
プロジェクトの目的
宮古島の希少な自然を島の人がより深く知ることで保全意識を高め、自らの手で次の世代に引き継いでいくこと。
背景とプロジェクト概要
沖縄県宮古島は美しい砂浜と豊かな自然で多くの人に愛されています。その自然を守るため、これまで砂浜の清掃活動や海洋調査、環境教育に取り組んできました。しかし、観光客が増加するなか、漂着ゴミや不法投棄などの問題も深刻になっており、地元住民が海に親しむ機会を通じて自然の貴重さを知り、発信することが益々大切になっています。
そこで、自然体験や環境教育などを通して地元住民に宮古島の自然をもっと知ってもらい、それを自ら守っていく意識を育んでいきたいと考えています。とくに、次世代を担う子どもたちには環境や自然について自分で体験し考える機会をつくり、併せて子どもたちの指導者も育成します。そうした活動によって、宮古島の自然を島の人々の手で次の世代に引き継いでいくことをめざしています。