COSMO

八王子の里山を明るい森に変えていこう(東京都)

里山での活動は、予定を上回る面積で
間伐などの整備ができました。

東京都

プロジェクトパートナー:特定非営利活動法人 森のライフスタイル研究所

プロジェクトの目的

放置された里山を整備して生物多様性を回復し、里山保全への理解を次世代に伝える環境教育を行う。

背景とプロジェクト概要

東京都八王子市上川地区の里山は、管理が行き届かない状態でした。以前は里山として利用されていた場所ですが、一枚一枚の葉が大きい照葉樹が生い茂りすぎてしまい、日中でも薄暗い状態が続いていました。そこで、照葉樹を伐ることで、暗い森を明るい森へと変えていく取り組みがスタート。豊かな生物多様性を回復させるとともに、ウッドチップが敷かれた散策路は森林セラピーにも役立っています。野生動物にとっては、格好の棲みかになりました。地域住民の方々を巻き込みながら、およそ100,000㎡という広大な面積の里山整備に取り組んでいきます。

2023年度 プロジェクトレポート!

継続した活動で順調に里山の整備も進み、

市の環境保全課から謝辞もいただきました。

 

八王子市上川地区の里山保全活動は、今年度も計7回の「里山ボランティア」の活動に約300名が参加して、22,000㎡の森を整備しました。研修や社会貢献活動で里山保全に関わる企業も新たに12社が加わって15社に増え、事業も計画的に進められるようになりました。

整備で出た木材はチップや杭として使うほか、丸棒に加工して散策路の土留めに使うなど、約9割を再利用できました。順調な整備の進捗に、保全地を監督する市からも感謝の言葉をいただいています。COSMOエコ基金で築いた人脈と事業で、引き続き保全活動を続けていきます。

里山整備の参加者 306名

 

※本プロジェクトは2023年度に完了いたしました

写真1