12月、正月飾りを創る活動をおこないました。子ども達は、竹や松を組み合わせ、歳の神様をお迎えし、悪いものを祓うというお話を聞いてから、竹林へマダケを取りに行きました。それを切り出し洗って正月飾り創りの開始です。ちょっと難しい斜め切りをした竹を立て、想像力を膨らませて、自分だけの正月飾りを作り上げていきました。
増えすぎた竹を伐って、照葉樹を植えました。
小さな子どもたちと一緒に、
多様性のある森が育っています。
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プロジェクトパートナー:一般社団法人 地球の楽校
プロジェクトの目的
放置された鎌倉の竹林を地域住民で間伐し、自然の力で元の森に戻す
背景とプロジェクト概要
古都鎌倉の丘陵は、照葉樹が多く、CO2の吸収量が非常に多い森でした。しかし管理が行き届かず、育ちすぎた木々は暴風雨の際には倒木の危険にさらされます。さらに増え続けた竹林の影響で、ここに棲む生物種が減少するという問題も発生しています。そこで、照葉樹林内への竹林の侵入を防ぐ取り組みがはじまりました。鎌倉市はもとより、全国的にも同様の問題が深刻化しているため、竹林の伐採活動と並行して、啓発活動にも力を入れていきます。
2023年度 プロジェクトレポート!
竹を間伐した跡地に生えた稚樹を保護し
鎌倉の生まれのクヌギの苗を植えています。
鎌倉の森を再生するために、今年も竹林の間伐や整備を行いました。春にはタケノコと若竹間伐をし、この竹材を使ってメンマづくりなどのワークショップを開催しました。
間伐だけでなく、月2回、森の再生エリアを見周り、外来種の除草作業もしています。初夏までに延べ50名近くの市民が参加し体験しました。
これらの活動によって、森と竹林の間に新たな空間が生まれています。そこに地元の幼稚園の子どもたちとドングリから育てたクヌギの苗も植樹しています。
6年続けてきた竹林の整備は、ようやく森が再生し景観を整える段階に入りました。
竹林整備の参加者 320名