COSMO

コスモエネルギーホールディングス エコ基金

COSMOエコ基金 2024年10月の活動報告をお届けします

COSMOエコ基金が支援するプロジェクトから、2024年10月の活動報告が届きました。

 

COSMOエコ基金は、皆さまのあたたかい支援をもとに、気候変動対応や生態系を守る活動をサポートしています。

COSMOエコ基金について詳しくお知りになりたい方は、ぜひこちらをご覧ください。

熱帯雨林保全(パプアニューギニア)

10月28日に、農業普及の一環として、農園用の資材収集(腐葉土、粘土)や野菜の育苗、管理を実施しました。またこれまで住民に対して行ってきたピーナッツ加工研修の発展として、製品の商品化に向けた動きを進めています。市場で販売できる製品とすることで、修めた技術を自家消費だけでなく生計向上の一助とすることができるようになります。

熱帯雨林保全(ソロモン諸島)

沖縄県の南端、糸満市の公設市場いとま~るに、プロジェクトが運営するフェアトレードパーラー「ピースカカオ沖縄」があります。ここでは、ソロモンの活動から生まれた活動資源を「深める、繋げる、拡げる」のコンセプトで、フェアトレードを通じた支援活動を地域の国際化とともに進めています。今月は、ソロモン産無農薬カカオの皮を使ったカカオ染を行ったところ大変好評でした。

南太平洋諸国支援(キリバス)

今年度第1回マングローブ植林(8月10日、11日)に続き、第2回日程を10月19日に採種、20日に植林を実施しました。両日を通じてトータルで現地の若者24名に参加いただき、2,087本(今年度累計5,497本)の植林が無事終了しました。

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野口健 ヒマラヤに森をつくろう(ネパール)

サマ村では、引き続き、ナーサリーでの苗の管理と植林地の管理を行っています。また、冬に向けて、フェンスのチェックや補正も行っています。

現地は、乾季もあけ、かなり気温も落ちてきています。

写真は今年の8月29日に以前のサマ村植林担当者のアン・タルケ・シェルパと野口が面会し、植林活動に関して意見交換を行ったときのものです。

異常気象に負けない森づくり(フィリピン)

フィリピンはまだ雨季で、植えたばかりの苗に肥料をやるにはちょうどいい季節です。管理人の女性は鋤を使って、生長している苗の根元を中心に半径40~50cmの円内の土層を数センチ取り除いています。これはring weedingと呼ばれ、雑草がすぐに生えるのを防ぐのが目的です。

海を守るために木を植える 森は海の恋人(宮城県)

10月22日に、舞根地区で倒木処理等の森の手入れのほか、森林内の大気中のCO2濃度を調べるための測定器を設置しました。CO2濃度は季節ごとや1日の間でも大きく変動します。活動を実施したことによる影響評価を行うほか、長期的なデータから、活動地域の森林がCO2をどのくらい固定しているかを推し量れればと考えています。

KODAK Digital Still Camera
KODAK Digital Still Camera

C.W.ニコル・アファンの森と東松島の森づくり(長野県・宮城県)

10月27日、アファン会員のボランティアの皆さん9名と森の整備作業(藪刈り作業)をおこないました。藪に覆われていた場所は、下層まで太陽の光が十分に差し込まないため、下草がほとんど生えずに多様性が低い状況でした。刈り取りをおこなったことで、見た目もすっきりきれいになり、光が差し込む場所になりました。来年の春以降、下層の植生が豊かになっていくと思われます。

世界遺産 富士山の森を守り再生させよう(静岡県)

今月は、里山の森づくりを中心に、企業のCSR活動やお子さん達を中心としたグループと森林整備/体験、環境教育活動を行いました。参加した皆さんからは、日常に無いはじめての作業や体験、森林や環境問題の話等、改めて自然に目を向ける機会となったといった嬉しいお声掛けをいただいています。

地域住民で守る神山の里山保全(徳島県)

間伐をすすめて10年となる場所に、花や実物やキノコが増えただけでなく、これまで雨がふるとドロドロになっていた場所に苔がびっしりと生え、大雨の日でも靴が汚れなくなってきました。有事の際に水道水ではなく、山の湧水を活用するワークショップが好評なので、今後、増やしてゆこうと考えています。11月にアーティストインレジデンスのアーティストが、森の音を録音して音楽会を開きます。音楽会に向けて10月31日に一緒に背負子で丸太を運んで、植物と鳥と昆虫の観察会を行いました。

人と動物が共生する「安賀彩りの森」(兵庫県)

10月19日に地域資源を紹介する情報誌の執筆・発行のため、姫路市の重要文化財である大庄屋林田三木家住宅とその周辺を取材しました。地元NPOからわかりやすくお話していただきました。

また10月26日の地域資源活用ワークショップでは、いも掘りを行いました。古民家の近くにあるふれあい農園で薩摩芋の紅はるかの収穫体験を実施し、参加者は大いに楽しみました。

竹林を間伐して鎌倉の森を取り戻そう(神奈川県)

竹の活用を広めることで、竹の問題について知っていただくことと、森の大切さと魅力を知っていただくことを目的にした活動が市内で広く周知され、体験型を交えた講話のリクエストが増えてきました。10月5日には、鎌倉市内の小学校PTAと共催で、親子で参加する「竹で作って遊ぼう」の講演とワークショップを実施することができました。

学ぶ、守る、つなぐ、琵琶湖の水(滋賀県)

10月19日に日本陸水学会熊本大会で、波力ポンプの琵琶湖実験結果について発表しました。発表した子どもたちの感想です。

「いろいろな方の意見をいただけて『確かに』と思うことがたくさんありました。反響が良く嬉しかったです。『波力ポンプ一台でどの位の範囲が冷やされるか』について多くの方が知りたいと話していました」

「とても緊張しましたが、発表して意見をもらえたことが楽しかったです。たくさんの方に波力ポンプの原理を聞かれ、自信をもって答えることができたので良かったです。この研究をがんばって続けてほしいという方もいて、嬉しかったです」

地域エネルギー循環への取り組み(長野県)

10月9日に戸隠で活躍中の若きかやぶき職人渡辺拓也さんと、12月に開催予定の古民家体験会「かやぶき民家を見てみよう」の打ち合わせを行いました。古民家の造りを通じて、鬼無里の伝統文化を感じてもらうワークショップを企画し、告知チラシを作成して集客を図っています。

海の自然環境を学び守る活動(沖縄県)

10月21日に、宮古島市最大の小学校である平良第一小学校5年生88名に対し、SDGsを学ぶ環境学習プログラムを実施しました。買い物という身近な行動の疑似体験を通して、自分たちの行動がSDGsの様々な目標達成とつながっていることを学びました。また宮古島に生息する貴重な生き物を紹介し、守るべき豊かな自然が残っていることを知ってもらいました。