COSMO

コスモエネルギーホールディングス エコ基金

COSMOエコ基金 2024年11月の活動報告をお届けします

COSMOエコ基金が支援するプロジェクトから、2024年11月の活動報告が届きました。

 

COSMOエコ基金は、皆さまのあたたかい支援をもとに、気候変動対応や生態系を守る活動をサポートしています。

COSMOエコ基金について詳しくお知りになりたい方は、ぜひこちらをご覧ください。

熱帯雨林保全(パプアニューギニア)

11月は有機資材製品化や農業指導などを実施しました。有機農業指導では地元農家の他、職業訓練校の生徒やキリスト教会からの要請を受けて宣教師への技術指導も行いました。特に宣教師はみな農村部に派遣されているため、現地にあるものを活用した持続可能な農業手法の普及に貢献してくれることを期待しています。

熱帯雨林保全(ソロモン諸島)

11月末、国際協力フェスティバルに団体が運営するフェアトレードパーラー「ピースカカオ沖縄」として出展しました。途上国の活動を日本で「深める、繋げる、広める」取り組みの一環です。多くのゲストの方々とお話して、活動についてお伝えすることができました。

地元の方だけでなく、JICA研修員の方、沖縄県知事デニーさんにもご来場いただきました。スタッフ一同とても良い経験になりました。

野口健 ヒマラヤに森をつくろう(ネパール)

サマ村の植林活動は、本格的な冬に備え、ナーサリーなどの雪対策を行っています。ナーサリーで育っている20,000個の苗は、順調に育っています。

エベレスト街道の植林活動は、ナーサリーでの苗の管理や植林地の管理を行っています。

8月~10月にかけて、ネパールではかなりの降水量でしたので、土壌が緩くなっているところも多く、注意をはらっておりましたが、植林地やナーサリーでは、問題なく、作業ができています。

海を守るために木を植える 森は海の恋人(宮城県)

11月23日、流域保全活動のフィールド(西舞根川流域)に設置している動物調査用センサーカメラのデータを回収しました。

現在までに撮影された哺乳類は、ノネコを含めて10種類。ニホンジカ、ニホンカモシカ、タヌキ、ハクビシン、ニホンテン、アカギツネ、ニホンアナグマ、ニホンリス、ツキノワグマ、ノネコです。これにノネズミ類やコウモリ類を含めると、14種類ほどの哺乳類が生息していると予想されます。ニホンジカが写る回数が圧倒的に多いですが、継続して調査することでその変化をモニタリングしていきます。

C.W.ニコル・アファンの森と東松島の森づくり(長野県・宮城県)

アファンの森で発生しているナラ枯れの処理をおこないました。ナラ枯れ木を放置すると、次年春にカシノナガキクイムシが拡散し、被害を拡大してしまうため、適切な処置を必要とします。

木が乾燥すると、木の中のカシノナガキクイムシの多くが活動できなくなるというデータがあり、アファンの森では伐採後、薪にして乾燥させることで拡散防止を進めていきます。

また、雪が多い黒姫でも春までに乾燥が進むのか、データを取って確認をしていく予定です。

世界遺産 富士山の森を守り再生させよう(静岡県)

今年は初冠雪も遅く、ここ数年短くなった秋を少しだけ長く感じた富士山の11月でした。里山、奥山両活動とも企業のみなさんとご一緒しました。里山ではリピータのみなさんと森づくり体験とレクチャーのプログラム、奥山では初参加のみなさんに向けた自然観察+森づくり作業のエコツアーを行いました。

地域住民で守る神山の里山保全(徳島県)

暗かった森が明るくなり、苔も増え、元水源地からはコンコンと水が湧き出るようになりました。昨年度までは秋口以降、水量が減ってしまっていたのですが、今年度は秋になっても水量と水圧が下がりませんでした。喜ばしいことですが、水が周囲の石垣や作業道を侵食し始めたため、これ以上侵食されないように土木作業を行うと同時に、排水システムの大切さがよくわかりました。これからの森づくりで更に水が増えることも考えて、昔の地図を参考にして、水の経路を考え直すことにしました。

人と動物が共生する「安賀彩りの森」(兵庫県)

11月3日に、植物観察会を宍粟市山崎町の八幡神社の社叢林にて実施しました。天然記念物のモッコクのほかは珍しい品種が少なく、現地に行かないとわからないことを実感しました。11月10日には、県内最大級の軽トラ市に出展し、古民家での里山整備活動やワークショップについてPRしました。

竹林を間伐して鎌倉の森を取り戻そう(神奈川県)

幼稚園の園児達と、ドングリから発芽した稚樹を移植し育てる活動をしました。子どもの背丈を超える高さの草を刈り取り、クヌギの稚樹に光を当てる作業に取り組みました。

子どもたちの大活躍のおかげで、稚樹を無事レスキューできました。最後は北風が入らない場所に集まり、ドングリと森の生き物の紙芝居を読み聞かせして、活動を終えました。

学ぶ、守る、つなぐ、琵琶湖の水(滋賀県)

波力ポンプを改良し、強靭で安全な流動逆止弁を開発、琵琶湖での実験を行ってきました。その結果、内径50mmのパイプを用いて夏期に水深20mの水を約1カ月、汲み上げることに成功しました。ポンプの流量は毎分20~30リットルで、湖表面の水温が約1℃低下し、植物プランクトンの指標であるクロロフィルa濃度が約2倍になったことが確認できました。

鳴子温泉の地熱と暮らす(宮城県)

11月6日に、模型の製作について提携して活動している宮城県立古川黎明中高の自然科学部の高校生メンバーが、地熱発電の課題について研究した成果を第77回宮城県高等学校生徒理科研究発表会で発表しました。

地域エネルギー循環への取り組み(長野県)

11月24日、「まめってぇのお仕事キャンプ」を実施しました。鬼無里小中学校のPTA有志と協力して、鬼無里の子どもたちと保護者の皆さんにNPOの地域貢献事業を見て体験してもらう試みです。

薪ステーションでは重機やチェーンソーを使って薪をつくるデモンストレーションを行い、子どもたちは薪をタガ(束にする金具)に詰める作業を体験しました。

海の自然環境を学び守る活動(沖縄県)

11月21日は宮古島の観光に関係する企業の方々と、11月22日は中高生・大学生の皆さんと、ビーチクリーンを実施しました。例年、北風が強い冬場は漂着ゴミが多くなりますが、今年は特に強風の日が続いたため、短期間で多くのゴミが流れ着いていました。清掃活動当日も強風でしたが、多くのゴミを回収しました。