1月は、野菜の育苗並びに管理と農家への供給、元服役者農業支援、カカオ苗の植林などを実施しました。野菜の育苗ではオイスカで開発した腐葉土資材の効果が良く出ており、よい野菜ができていると農家からも好評です。カカオの植林では乾季の実施となったので十分な水やりをし、それに加えて育苗でも使用した腐葉土資材を混ぜて定植を実施しました。
COSMOエコ基金 2025年1月の活動報告をお届けします
COSMOエコ基金が支援するプロジェクトから、2025年1月の活動報告が届きました。
COSMOエコ基金は、皆さまのあたたかい支援をもとに、気候変動対応や生態系を守る活動をサポートしています。
COSMOエコ基金について詳しくお知りになりたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
熱帯雨林保全(パプアニューギニア)






熱帯雨林保全(ソロモン諸島)
沖縄とは言え寒中のころ、フェアトレードパーラーでは、「カカオ染ワークショップ」イベントが開催されました。
カカオ豆を焙煎、脱皮したハスクを煮だして染料にすると言うもの。沖縄の染色家の方に教えて頂き、独特の風合いがあって、新たなカカオの魅力を知れました。


南太平洋諸国支援(キリバス)
1月10日~18日、キリバスへ渡航し、地元の青年達、飛び入り参加の子ども達と一緒に、2,301本のマングローブを植林しました。マングローブ周辺では貝を採る人達がおり、市場で売って生活の糧にしているとのことです。キリバス環境省からは同国のNDC(Nationally Determined Contribution)達成に向け、マングローブの炭素吸収量測定等の技術指導の要望がありました。






野口健 ヒマラヤに森をつくろう(ネパール)
サマ村では、雪囲いなどをして苗センターの苗を保護しています。雪が多い地域ですので、雪囲いも行い、苗を守り、寒さなどで病気にならないように、チェックしています。また天気のいい日には、植林地の観察やフェンスの点検などを行っています。








海を守るために木を植える 森は海の恋人(宮城県)
立ち枯れたアカマツとナラ類の除去作業を行いました。全国的に森林被害として知られているマツ枯れとナラ枯れ。どちらも昆虫が病原体を媒介することで発生します。立ち枯れた木は倒れてくる恐れがあり、また、病気が広がらないよう伐採をし、森が世代交代をする手助けをしています。








C.W.ニコル・アファンの森と東松島の森づくり(長野県・宮城県)
東松島の「復興の森」の笹刈りをおこないました。整備する前のこの一帯は、笹にびっしりと覆われており、多様性が低い場所でした。刈り取りをし、開けた環境になった後には猛禽類の餌場などにも利用されていましたが、再び笹が多くなってからはその気配もなくなってしまいました。コナラなど里山を構成する種類の幼樹も笹に覆われることで成長が見込めなくなっており、生物多様性の観点からも、定期的な笹刈りをしていく必要があると考えています。




世界遺産 富士山の森を守り再生させよう(静岡県)
1月25日、定期的にお迎えしている放課後児童施設の子ども達と間伐を行いました。木を間引く意味、鋸の使い方など、子どもたちは、はじめての経験に興味津々で取り組んでくれました。
また、2月に実施予定の植樹に向けた現場の整備等、今後の準備を進めました。防鹿の為に設置したくくり罠で特定外来生物のアライグマを捕獲しました。フィールドでは日々環境の変化を体感します。






地域住民で守る神山の里山保全(徳島県)
ウィンチによる木材の搬出で忙しくしています。木材は、隣町の古民家の床のリノベーション材となったり、新築のお家の柱やログハウスの材となったりします。来月には、オルタナティブスクールの新校舎のための建材を出すお手伝いをすることも決まりました。これまでの燃料としての薪づくりに加えて、お役にたてるところが増えてきて、嬉しい限りです! 写真は、2025年の初日の出です。






人と動物が共生する「安賀彩りの森」(兵庫県)
「茅葺き屋根の古民家をどう活用していくか」。話し合いながら実行する「エコカフェづくり」プロジェクトは、茅葺き屋根の葺替えワークショップの第1弾として、1月18日に古茅の撤去作業を行いました。茅刈りワークショップから継続して参加される方もいて、古民家活用への高い関心が伺えました。また、母屋と部屋の分離作業を行い、廃材を処理しました。






生物多様性を体感できる森づくり(和歌山県)
ふゆみずたんぼの拡張工事を始めています。現行のふゆみずたんぼには、ニホンアカガエル、セトウチサンショウウオ、ヒクイナ等の希少動物が産卵・繁殖をしている実績があるので、今回拡張するエリアにも、そのような生物が入るのを期待しています。




地域エネルギー循環への取り組み(長野県)
1月26日、古民家「きなさごこち」から出てきた2台の大きな火鉢を使って「火鉢のある暮らし体験ワークショップ」を開催しました。鍋と筒の2つの形で炭起こしを実験。鍋型では20分以上かかりましたが、筒形では10分程度で一度にたくさんの炭をおこすことができました。熱々の炭が置かれた火鉢に網を置いてお餅、スルメ、干し芋を焼き、火鉢を囲みながら歓談。80代の参加者さんから鬼無里の昔話をうかがう貴重な時間になりました。








海の自然環境を学び守る活動(沖縄県)
1月25日に、「ボランティア海岸清掃」を実施しました。
冬場は北東からの季節風により、非常に多くのゴミが海岸に漂着します。特にプラスチック製の漁業用ブイやペットボトルが目立ち、45リットルのゴミ袋333袋相当のゴミを回収しました。同時に分類調査も実施し、どんなゴミがどのくらいあるのかを、参加者と一緒に考える時間をつくりました。







