JR西日本で初となるバーチャルPPAを締結~コスモエコパワー中紀ウィンドファーム(風力発電)を活用~
2025年3月26日
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コスモエコパワー株式会社
コスモエネルギーホールディングス株式会社(代表取締役社長:山田 茂)のグループ会社であるコスモエコパワー株式会社(代表取締役社長:野地 雅禎、以下「コスモエコパワー」)は、西日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:長谷川 一明、以下「JR西日本」)と、2025年3月24日付で、JR西日本で初となるバーチャルPPA(発電量に応じた環境価値のみを直接購入する契約、以下「本PPA」)を締結したことをお知らせいたします。
コーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)は、需要家が発電事業者から直接再生可能エネルギーを購入する契約形態です。また、バーチャルPPAとは、需要家が自らの敷地外に設置された再生可能エネルギー発電所から、物理的な電力ではなく、その環境価値のみを調達する契約形態です。
従来FIP制度※1におけるPPAは、2022年以降に運転開始となった発電所に限定して直接取引が認められておりましたが、このたび2025年4月の制度変更により運転開始時期の制限が撤廃されたことにより、2021年4月より運転開始しているコスモエコパワーが運営する中紀ウィンドファームを利用した本PPAの締結が実現しました。
これにより、JR西日本は、中紀ウィンドファームから、発電に伴い生み出される年間約4,000万kWh分の環境価値を非化石証書として16年間にわたり受け取り、年間17,000t(約7,000世帯分)のCO2排出量を削減できる見込みです。
両社は2024年8月に再生可能エネルギー電力のさらなる拡大に関する協議を進めていくための基本合意書を締結しており※2、本件に留まらず今後もカーボンニュートラル社会の実現に向け、互いの取り組みを加速してまいります。
[本件のバーチャルPPA※のイメージ]
※PPA:Power Purchase Agreement(電力購入契約)の略称
(中紀ウィンドファーム)
発電所概要
発電所の名称 | 中紀ウィンドファーム |
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所在地 | 和歌山県広川町、日高川町、有田川町にかかる白馬山脈尾根部 |
設備能力 | 48,300kW |
※1 FIP制度…「フィードインプレミアム(Feed-in Premium)」の略称。発電事業者の売電収入に加えて補助額(プレミアム)が交付される制度。再生可能エネルギーのさらなる普及と主力電源化を見据え、2022年4月から施行。従前のFIT制度においては、発電所から生まれる電力は電力会社が買い取りますが、FIP制度においては発電事業者が販売先を選ぶことができます(電力卸売市場への販売、需要家との相対取引=コーポレートPPAなど)。
※2 2024年8月7日プレスリリース
https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/information/press/2024/240807-01.html
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ 蒔田
cosmo_pr@cosmo-oil.co.jp