コスモ石油マーケティングとエバー航空がSAF売買契約を締結
2025年4月24日
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コスモ石油マーケティング株式会社
合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY
コスモエネルギーホールディングス株式会社(代表取締役社長:山田 茂)のグループ会社であるコスモ石油マーケティング株式会社(代表取締役社長:髙山 直樹、以下「コスモ石油マーケティング」)と、エバー航空(社長:クレイ・ソン)は、持続可能な航空輸送の推進に向けてSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の売買契約を締結しました。関西国際空港での供給を予定しており、エバー航空が関西エリアにおけるSAF売買契約を締結するのは今回が初めてです。
本契約で取引されるSAFは、2021年にNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「国産廃食用油を原料とするSAF製造サプライチェーンモデルの構築」助成事業として採択され(※1)取り組んできたものであり、国内で初めて大規模生産される国産SAFです。持続可能な製品の国際的な認証制度「ISCC CORSIA認証」「ISCC EU認証」を取得しています(※2)。コスモ石油株式会社(代表取締役社長:西 克司)、日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長兼社長CEO:佐藤 雅之)、株式会社レボインターナショナル(代表取締役CEO:越川 哲也)の3社により設立された合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(代表者:髙田 岳志)が製造し、2025年度よりコスモエネルギーグループを通じてエバー航空に供給します。

エバー航空の機体
(エバー航空提供)

SAF製造装置(コスモ石油堺製油所内)
(提供:合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY)
コスモエネルギーグループは「2050年カーボンネットゼロ」をめざし、日本初の国産SAF供給に向けてサプライチェーン構築を進めてまいりました。また、SAF原料への再利用を目的として、サービスステーションでの廃食用油の市民回収実証を継続的に展開するなど、社会全体の機運醸成も後押ししています。今後も、脱炭素化や循環型社会の実現を重要なテーマと認識し、社会的課題の解決と企業の持続的発展をめざすとともに、引き続き航空輸送におけるSAF利用を推進し、資源循環とサステナブル社会の実現に貢献してまいります。
〈各社コメント〉
コスモ石油マーケティング 代表取締役社長 髙山 直樹
「SAFは当社が持つ脱炭素商材の一つとして、空の脱炭素につながる重要な商品であり、世界的なネットワークを持つエバー航空ならびに利用されるお客様の脱炭素に貢献できることをうれしく思います。今後とも、本取り組みをはじめとしてSAFを活用した脱炭素社会の実現を後押ししてまいります。」
SAFFAIRE SKY ENERGY 代表者 髙田 岳志
「2021年より本邦政府、経済産業省資源エネルギー庁、NEDOのご支援を賜り、日揮ホールディングス株式会社、コスモ石油株式会社、株式会社レボインターナショナルと事業化を進め、”ACT for SKY”や”Fry to Fly”などの活動により、国内資源循環の大きなうねりを作り出した結果が結実したものと関係された皆様に感謝申し上げます。」
エバー航空 社長 クレイ・ソン
「持続可能な開発は、選択ではなく、責任であると考えます。COSMOとの協力は、ネットゼロエミッションに対する当社の確固たるコミットメントを反映しており、当社のグローバルネットワーク全体にSAFを積極的に導入することで、運用上の二酸化炭素排出量を削減するだけでなく、航空サプライチェーン全体の変革と成長を促進させていきます。」
※2 2024年12月13日プレスリリース
「ISCC CORSIA及びISCC EU認証(国際持続可能性カーボン認証)の取得について」
https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/information/press/2024/241213-01.html
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ 蒔田、横山
cosmo_pr@cosmo-oil.co.jp