マスダール社と洋上風力・水素・アンモニアなど脱炭素分野での協業検討に関する覚書を締結
2022年1月19日
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コスモエネルギーホールディングス株式会社(代表取締役社長:桐山 浩、以下「当社」)とAbu Dhabi Future Energy Company PJSC - Masdar(本社:アラブ首長国連邦 アブダビ首長国、CEO:Mohamed Jameel Al Ramahi、以下「マスダール社」)は、1月19日に洋上風力発電事業および水素エネルギー・燃料アンモニア・CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)/CCUS(Carbon dioxide Capture Utilization and Storage)等の脱炭素分野における協業検討に関する覚書を締結しました。
<協業の検討を行う領域>
① 洋上風力発電事業を含む、日本国内での将来の再生可能エネルギーに関するプロジェクトへの参画
② 双方が興味を持つ地域における、洋上風力発電事業を含む将来の再生可能エネルギーに関するプロジェクトへの参画
③ 水素エネルギー・燃料アンモニア・CCS/CCUS・蓄電池・エネルギー取引に関する可能性の検討
UAEを拠点とするマスダール社は、再生可能エネルギー分野においてリーディングカンパニーのひとつであり、2006年の創設以降、世界各国で新規技術を用いたプロジェクトを含め、様々な再生可能エネルギー事業への投資を行っております。また当社は、半世紀にわたりUAEにおいて原油調達や石油開発事業を行っており、現地企業と良好な関係を構築しております。今回、マスダール社との覚書締結により、両社の知見やノウハウを組み合わせ将来のプロジェクトに活かすことや、従来の枠組みを超えた更なる関係強化を目指してまいります。
当社は、第6次連結中期経営計画(Oil & New)に基づき、石油事業の収益力および財務基盤の強化を行いつつ、再生可能エネルギー等の成長事業への投資を進めることで、将来の脱化石燃料を見込んだ事業ポートフォリオの拡充を進めております。特に風力発電事業は、当社の再生可能エネルギー分野における事業の柱であり、今後も発電規模の拡大を予定しております。また、加速する脱炭素化に向けて、水素エネルギー・燃料アンモニア・CCS/CCUS等の、風力発電事業以外の脱炭素分野における新規事業についても検討を進めることで、カーボンネットゼロの実現を一層推進してまいります。
<当社代表取締役社長 桐山 浩 コメント>
「日本でも脱炭素に向けた動きが加速しており、企業はいかにして脱炭素社会に求められる技術開発を進めていくか問われています。今回、この分野におけるリーディングカンパニーの一つであり、我々の長年のパートナーでもあるマスダール社との提携は、このイニシアティブを進める素晴らしい機会となります。両社の持つ知見やノウハウを、将来の脱炭素に関するプロジェクトに活かすことを期待しています。」
<マスダール社CEO Mohamed Jameel Al Ramahi氏 コメント>
「UAEと日本は、炭素削減と気候変動に関する共通の目標を共有しており、このMoUは、日本のエネルギー転換を加速させ、持続可能な経済成長を支援するのに役立つ可能性があります。このイニシアティブは、Masdarが、我々にとって重要な戦略市場であるアジアでのプレゼンスを拡大する機会でもあります。我々は、洋上風力における広範な経験を活用し、日本の洋上風力目標に貢献し、コスモエネルギーのような長年にわたるパートナーと、脱炭素を支援する他のイニシアティブに取り組むことを期待しています。」
■マスダール社(Abu Dhabi Future Energy Company PJSC – Masdar)について
アブダビの再生可能エネルギー企業Masdarは、地球規模の持続可能性の課題に取り組むために、再生可能エネルギー、持続可能な都市開発、およびクリーン技術の商業化および展開を進めています。
アブダビ政府の戦略投資会社、Mubadala Investment Companyの完全子会社であり、世界のエネルギー部門におけるUAEのリーダーシップを維持する一方で、将来の世代の利益のために、UAEの経済とエネルギー源の両方の多様化を支援することを目的としています。
UAE、ヨルダン、サウジアラビア、モーリタニア、エジプト、モロッコ、英国、米国、オーストラリア、セルビア、インド、インドネシア、ウズベキスタンなど約40か国で事業展開しています。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ 山田・野田
電話 03-3798-3101 FAX 03-3798-3841