スーパーコンピュータ「富岳」へのサーマルグリース採用について

2020年11月6日
コスモ石油株式会社

コスモ石油株式会社（代表取締役社長：田中 俊一）の子会社であるコスモ石油ルブリカンツ株式会社（代表取締役社長：関島 実）が製造するコスモサーマルグリースが、国立研究開発法人理化学研究所と富士通株式会社が共同で開発しているスーパーコンピュータ「富岳」に採用されておりますのでお知らせ致します。

コスモサーマルグリースは、電子部品の発熱体と放熱部品の隙間を埋め、接触熱抵抗を低減することで発熱体の冷却を促進する機能性材料です。ペースト状製品であるため、シートよりも密着性が高く、優れた放熱効果を期待でき、電子部品の小型化という課題解決の一助にもなっております。

電子部品等の放熱材料であるコスモサーマルグリースはノートパソコン他、カーナビやLED照明など多くの電子機器メーカー様に長きにわたり採用頂いております。今回の「富岳」への採用は、こうした実績、シリコーンフリー（電子機器の接点障害を生じさせない素材を使用）、高い熱伝導性といった当社サーマルグリースの特徴を評価頂いた結果であると考えております。

コスモエネルギーグループ第6次連結中期経営計画『Oil & New』の下、現在コスモ石油ルブリカンツでは、環境対応・安全対応を最重要テーマとし、各製品の研究・評価・製造で培った配合技術をコア技術としながら、コスモサーマルグリースをはじめとした高付加価値商品の開発も行っております。今後も事業としての環境対応に継続して取り組んでいくとともに、より多くのお客様、そして社会のニーズに応えられるような商品を開発し、採用頂けるよう努めてまいります。

コスモサーマルグリース

【参考】

・コスモサーマルグリースについて（コスモ石油ルブリカンツ株式会社ホームページ）
https://www.cosmo-lube.co.jp/tim/thermal-grease.html

・スーパーコンピュータ「富岳」について（富士通株式会社様ホームページ）
https://www.fujitsu.com/jp/about/businesspolicy/tech/fugaku/

以上